ボカロPになるには?最低必要な機材は?
最近、家にいてできる趣味の一環としてボカロなどの音楽制作をする人が増えているみたいです。
でも実際にどう始めたらいいかとか、最低限必要な機材がどれだけあるかとかが分からないって人も多くおられます。
そこで、今回は
『パソコンを使った音楽制作を始めるためにどうすれば良いか。最低限機材はどれだけ必要か?』
を説明します。
パソコンを使った音楽制作(ボカロ含む)を始めるにはどうすれば良いか?
最初は出来るだけお金をかけない方が良い?
実際のところ結構パソコンを使った音楽制作は、合う合わないがあると思います。
今まで音楽をしたことなくても最初からつくれたって人もいますし、音楽は詳しいけど制作ソフトの使い方やパソコンでつまづいてできませんって人もいます。
なので一番いいのは、”最初からお金をかけない”という事が大事になると思います。
ボカロの曲を含めパソコンで音楽を作ることをDTM(Desktop Music:デスクトップミュージック)と言います。
文字通りデスクトップ上で作曲・作詞・編曲・収録・ミックスダウンを行います。
なのでボーカルどりやギターの収録も在宅で行う事が出来ます。
なのでDTMを始める時に色々と機材やソフトが必要になってきますが、揃えていざ始めようとすると、「どこから始めたらいいか分からない?」とか「パソコンから音が出ない」っと事あ良くあります。
実際挫折する人もかなり多いように思います。
そうならないように”最初からお金をかけない”という事が大事で、なんとなく続けられそうだなと思ったら少しづつ機材を増やすのが良いでしょう。
最初っから出来なかったら諦めるしかない?
とは言え、少しできなくても簡単にあきらめないでほしいと思っています。
音楽制作が出来るスキルを身に着けると音楽制作を受注するという仕事にもできます。
実際、動画編集やイラストレーター、プログラマーなどパソコンを使って制作編集してデータで納品できる仕事は増加してきています。
これは副業として始める事が出来るというのもありますが、海外から受注して海外に納品する事が出来、いま日本の労働単価が下がり続けている中高い報酬を得るチャンスにもなるからです。
その中でも音楽制作は、動画編集やイラストレーターに比べて音楽知識がいる等、敷居が高く作り手が少なくいため競争率が比較的低いように思います。
なので、少しでも興味を持たれて「やってみたい」と思う気持ちがあればDTM教室に入るのも良いんじゃないかと思います。
また、「最初から結構できた」って人もより早く技術を磨くという意味でも教室や講座を受講するという方法も良いと思います。
とは言え、私自身教室や講座を受けたことないので、どこが良いか?とかは分かりません。。
アフリエイト案件や企業の紹介案件ではなく純粋に知ってほしい記事なので、分からないことは申し訳ありませんがご説明できません(;^_^A
いいDTM教室は「DTM教室」で検索すれば出てきますので、色々探してみて頂きたいと思います。
ボカロを始める為に初心者が最初に最低限揃える機材は?
先ほども書きましたが、最初に始める際は”最初からお金をかけない”事を意識してほしいと思います。
音楽制作は突き詰めると結構お金がかかります。
というのも、実際作業効率を考えると機材を買った方が良い場合があるからです。
ただ、安く出揃えて全然できないか?と言われると中級~上級者並みの品質で作ることは可能だと思います。
ただ、続か分からない物に最初からお金をかけると、メルカリで売るにしても損するので
なので、理想的にそれてほしい機材一式と最低限安くで揃える方法の2つを書いていきます。
パソコン
パソコンで音楽を作る際は、音楽のデータを複雑に編集する為、結構スペックの高いパソコンが必要になってきます。
一般的にはCPUが「Intel Core i5以上」でメモリが「8GB以上」と言われることが多いのですが、実際私が使った経験上CPUが「Intel Core i7以上」でメモリが「16GB以上」あった方が良いです。(もちろん高ペックに越したことはありませんが。。)
また、ストレージ(容量)も結構必要になります。
これも推奨の数値ギリギリだと、
ただ、家に既にパソコンがある場合、そのパソコンで音楽制作ソフトをインストールして使えるか見てみましょう。
(意外とi3とかでも動くこともあるので。)
スペックが低ければ、「強制終了する」「フリーズする」「プチプチ音がする」という現象が発生しますが、これらの現象がなければとりあえず最初はOKだと思います。
ただ、動作速度が遅いなど使っていくうちにスペックの低さが気になるようであれば、必要に応じてパソコンを購入するという事が大事だと思います。
因みにPCは使用するDAWソフトによってWindowsかappleが分かれてきますので、その部分だけは使用するDAWソフトの必須スペックをご確認ください。
音楽制作ソフト(DAWソフト・ボーカロイド)
DAWソフトとは音楽を制作編集するソフトです。
イラストでいう所のPhotoshop的な存在です。
ただ、お伝えしたいのはDAWソフトとボーカロイドのソフトは別となります。
なので、DAWという音楽編集ソフトだけではボカロの曲は作れません。
ボーカロイドはヤマハが発売している音声合成ソフトの事で、ボカロの曲を作りたいなら
DAW + ボーカロイド
が必要となります。
ただ、ここも最初に用意するものの中にボーカロイドソフトを入れません。
DAWのお試し版をまずは使おう!
DAWのソフトも種類は色々あります。
ただ、ボーカロイドの曲を作りたいのであれば「Cubase」(キューベース)というソフト一択だと個人的には思います。
というのも「Cubase」を販売しているSteinberg社の親会社はヤマハで、ボーカロイドのソフトを販売しているのもヤマハという事で親和性が非常に高いからです。
実際私はAbletonLive(エイブルトンライブ)というソフトをこだわりで使ってますが、DAWのソフトとボーカロイドを別のソフトで編集しなければいけない為、かなり手間がかかります。
なので特に拘りなくボーカロイドの曲をメインで制作したいようであれば「Cubase」(キューベース)で良いと思います。
また、当然普通の音楽も作れますし、perfumeの曲を作っている中田ヤスタカさんやももクロの曲を作っているヒャダインさんも「Cubase」を使われているので信頼性はお墨付きです。
あと買い方ですが、まずはお試し版を使用してください。
いまなら60日間無料の体験版が使用できるようです。(2023年7月現在)
↓URL貼っておきます。
https://www.steinberg.net/ja/cubase/trial/
まずはお試し版の期間内で、
- 自分のパソコンで動くか?
- 何となく触って制作のイメージが沸くか?
を必ず確認してください。
DAWソフト「Cubase」の購入する場合
「Cubase」のグレードには
- Cubase LE(無料版)
- Cubase AI(無料版)
- Cubase Elements(有料版)
- Cubase Artist(有料版)
- Cubase Pro(有料版)
の5つあります。
「Cubase LE」が最下位グレードで「Cubase Pro」が最上位グレードです。
「Cubase LE」と「Cubase AI」は無料版ですが、MIDIキーボードなどの機材を買った際にバンドル版としてついてくる商品です。
Cubaseのソフトをバンドルしている商品を買ってCubaseを手に入れるのも良いかと思います。
そして「Cubase Elements」「Cubase Artist」「Cubase Pro」の3つが実際に購入して手に入れる製品となります。
個人的に購入するグレードは「Cubase Elements」で十分かと思います。
というのも各グレードで音質の違いはありません。
違ってくるのは、使用できるトラック数(各音を重ねる事が出来る数)の上限が違うのと付属する音色の数になってきますが、
「Cubase Elements」のトラック上限数で問題ないと思うのと、音色も使用し出したら別の会社の音色を買ったりして結局付属の音色はあまり使わないことが多い為です。
なので、もしバンドル商品として「Cubase LE」と「Cubase AI」を手に入れる事が出来るなら当面それでいいと思うのと、もし有料版を購入するとしても有料版最下位の「Cubase Elements」で十分かと思います。
ちなみに「Cubase Elements」は税込み11,700円です。
アマゾンのリンクも貼っときます。
あとCubaseのグレードが以下のサイトに分かりやすく乗ってたので参考にリンクしておきます。↓
https://www.shimamura.co.jp/shop/umeda/product/20210405/9545
ボーカロイドのソフトについて
ボーカロイドのソフトもお試しで31日間使用できます。
↓URL貼っておきます。
こちらもお試し版をダウンロードしてお試し版の期間内で、
- 自分のパソコンで動くか?
- 何となく触って制作のイメージが沸くか?
を必ず確認してください。
また、先ほども書いたようにボーカロイドとDAWの「Cubase」は同系列の会社の商品です。
その為、より親和性の高い商品として、『VOCALOID6 Steinberg Cubase12』という商品があります。
お試しが終わって実際に使用する時、自分のDAWが「Cubase」なら、『VOCALOID6 Steinberg Cubase12』を選びましょう。
https://www.vocaloid.com/learn/ln6202/
イヤホン
音と聞く際、通常であればモニタースピーカーやモニターヘッドホンが必要になりますが、ある程度本気で制作していればいると思いますが、最初は普通の1000円とか2000円くらいのイヤホンで良いと思います。
まとめ
という事で、初心者がDTMやボカロを始める際、どのように始めるか?や取り急ぎ必要な機材について書いていきました。
この様に最初お試しとしては、パソコンがあれば0円試用する事が出来ますし、極限まで費用は抑える事が可能かと思います。
実際「夜を駆ける」のYOASOBIで楽曲を制作しているAYASEさんの使用環境を特集した番組を見たことがありますが、中古のアップルのパソコンでイヤホンを刺してただけの環境で「夜を駆ける」を制作したと語ってました。
要は、なんでもそうですが、機材やソフトは道具なので本当に必要なのは「ボカロを作りたい!」って思いと「自分に合ってるか」だと思います。
なので、最初は極限まで0円ではじめてイケそうなら機材を増やすが最適解だと思います。
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