SFミステリーのカルト的な傑作『エクス・マキナ』をレビュー
2015年の作品なので、2019年現在からしたらもう4年も前の作品になりますが、
この「エクス・マキナ」と言う作品はSFとしてもサスペンスとしても傑作だったのでレビューしたいと思います。
こんな人におすすめ
- アニメ「攻殻機動隊」「アップルシード」の様な哲学的なSFが好きな方
- 映画「ゴラゴンタトゥーの女」の様なスタイリッシュなサスペンスが好きな方。
- 良質なカルト作品を探している方
エクス・マキナ 詳細
ストーリー
検索エンジンで有名なIT企業「ブルーブック」でプログラマとして働くケイレブは、抽選で社長ネイサンの自宅を訪問する権利を得る。ケイレブは広大な山岳地帯の奥にあるネイサンの自宅までヘリコプターで招待され、ネイサンが製作中のAIロボットの実証実験を頼まれるのだが… (ウィキペディアより)
みどころ
製作費わずか1,500万ドル(約15億円)というハリウッドでは小規模な作品である。
にもかかわらず安っぽさは無く、レベルの高いSFを見せられたかの様な印象を受ける。
本当に素晴らしいSFサスペンスに仕上がっている。SF、サスペンス、どちらをとっても一級品の作品。
その為か、海外ではカルト的な人気のある作品である。
- 第88回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞。脚本賞もノミネートされている。
- 設定はネイサンの自宅のみで、登場人物が4人だけという事もあり、閉鎖された環境のせいか密室サスペンスを見ている感覚になる。
- エヴァ役のアリシア・ヴィキャンデルが魅力的。
スタッフ
監督・脚本:アレックス・ガーランド
ダニーボイル監督のホラー「28日後・・」の
脚本を手掛ける。また、近年ナタリーポートマン主演で
「アナイアレイション -全滅領域-」も監督している
キャスト
出演者は4人のみです。
(実際はヘリコプターの操縦士が一瞬出ますが。)
エヴァ(AVA)=アリシア・ヴィキャンデル
ネイサンが作り出したAI。
会話等人間と全く変わりないが、顔以外機械的なデザイン
である。ケレイブより実証実験を受ける。
時折みせるミステリアスの表情が印象的。
ケイレブ・スミス =ドーナル・グリーソン
優秀な「ブルーブック」のプログラマー。ネイサンの自宅に招かれ
エヴァの実証実験を頼まれることになる。
エヴァに出会う事で今回の物語に巻き込まれていく。
ネイサン・ベイトマン =オスカー・アイザック
「ブルーブック」の創始者。大富豪で天才プログラマー。
エヴァを作り出した本人。ケレイブにエヴァのテストを依頼する事で
物語が始まる。
キョウコ =ソノヤ・ミズノ
ネイサンの研究施設で働くハウスメイド。
実は正体はAIである。
物語の終盤で重要な役割を果たす。
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