ベーシックインカムという政策が注目を浴びています。
目次
ベーシックインカムとは
ベーシックインカムとは、政府が国民に対して生活を行う上で必要な最低限の現金を定期的に支給すると言う政策。
生活保護に似ている様だが、大きな違いは1人1人全ての国民に対して一定の金額を支給するという点。
例えば1ヶ月に8万円が最低生活するために必要な金額とするならば、老若男女関係なく8万円が毎月政府から支給されることになる。
メリットとして
- 全ての国民の一定の所得を保障される。(ワーキングプアがなくなる。)
- 子供にも一定額が支給される為、少子化対策になる。(と言われる。)
事が、挙げられます。
今回、希望の党が公約として掲げました。
やったやった!(((o(*゚▽゚*)o)))
と思うところですが、当然世の中そんなに甘かないです。
財源がどこから来るか。。
ベーシックインカムが適用されることになれば、生活保護・失業保険・子育て支援などの個別に行っていた支援が全て撤廃(か条件が大幅に厳しくなる。)し財源にあてる。
要は、個別に行っていた支援を一元化し廃止し、それを財源に全ての国民に一定額の最低限生活できる現金を支給すると言うもの。
国民全員に一定額支給するから、あとは自分で何とかしてね。
と、いう事ですね。
結局、誰が得するか
希望の党が公約に掲げた事もあり、『全ての国民に生活に必要な一定額の現金を支給する。』ことだけ見れば素晴らしいことだと思いますが。。
政府にとっては増え続ける社会保障を安定化する(国民に一定額支給なので社会保証の様に際限なく増え続ける事は無くなる。)事ができるので、政府にとって良い政策なんですね。
問題は
- 富裕層・貧困層関係なく一定額支給されるので、本当に必要な人に支給されなくなる。
- 現在の社会保障を撤廃しても「最低限の生活費」の財源が確保できず、大幅な増税となる。
- 働かない人が増え、経済競争力がなくなる。
- 借金のカタにベーシックインカムが取られる等、不正が横行するのではないか?
結局なところ、人任せな政策にも見えてしまいます。
希望の党が公約としたことも、バラマキに見えてしまいます。
ベーシックインカム。
非常に割り切った良い面と悪い面が混在した政策ではあります。実際に導入した場合は、今までの働き方とは違ったライフスタイルになる可能性は高いと思われます。
導入が吉となるかどうか。
我々国民はしっかり見極めなければいけないと思います。