B’z のアルバムDINOSAURのレビューをしていきたいと思います。
目次
各曲をレビューしてみるよ!
1.Dinosaur (5:11)
アルバムのタイトル曲。
まさに「これぞハードロック」な無骨な楽曲です。
オープニングのギターで恐竜の鳴き声を表現しているのは面白いです。
因みにMVをみるとESP製のフライングVを使用していますね。(珍しい!)
正直最初聞いた時はサビが弱いなと思ったのですが、聞いているうちにサビの良さが際立つスルメ曲だなと思いました。(結構B’zって最初聞いたとき?でもだんだん良くなるスルメ曲多いと思うんですが。。)
アルバムで一番のハードロックな曲です。
2.CHAMP (3:36)
私はこのアルバムの中でこの曲が一番好きですね。
この曲は90年代の全盛期の B’z の楽曲によく似ていてハードロックと”和”テイストの日本的なメロディーが絶妙なバランスで絡み合っている楽曲ですね。
キャッチなイントロから始まり ラストまでいかにもB’zといった感じで非常に楽曲の流れも良いです。
タイアップ先のセブンイレブンからは「ウルトラソウルの様な曲」と依頼されたようで、サビの最後の「ぶっちぎる!」がウルトラソウルの掛け声に近い様にも思いますが、こっちの方が好きもです。
一度聞くと忘れられないメロディ。
これぞB’zといった曲です。
3.Still Alive (4:41)
シングル曲
木村拓哉さんの主演のドラマの主題歌にもなった楽曲です。
この曲も非常にキャッチなメロディで頭から離れません。
アルバムの中でも一番のポップなサウンドに仕上がっています。
まだこういう曲が書けるんですね。
正直、この曲を聞いたときは「松本さん天才だな。。」と思いました。
50歳を超えてもこれだけのメロディが書けるというのはやはり才能ですね。
4.ハルカ (3:38)
70年代のディスコサウンドをイメージさせる楽曲です。
あまり、今までのB’zにはないタイプの楽曲ではないでしょうか。
松本さんのソロ活動のジャジーな部分が生かされたと思われます。
正直すこしサビが弱い気もしますが、全体のバランスが非常に良い曲ですね。
5.それでもやっぱり (5:15)
「最近の B’z のバラード」という感じの楽曲です。
このアルバムで唯一のバラードと言える楽曲。
前先のアルバム「EPIC DAY」の”君をきにしない日など”の路線ですが、こちらのほうが個人的には好きです。
6.声明 (3:38)
シングル曲
この楽曲はシングルとして愛された時はミエナイチカラの2ndビート”MOVE”によく似た感じの曲だと思いました。
ただ今回の方がシングル寄りの仕上がりとなっていると思います。
7.Queen Of The Night (3:22)
今までのB’zではあまりなかった雰囲気の楽曲。
他の人のカバーではないかと思うくらいです。
ポップな曲ですがどことなくAORの匂いもする曲ですね。
日本語の意味は「月下美人」
8.SKYROCKET (3:34)
パンクなイメージの楽曲です。
アルバム「C’mon」の”DAKARA”によく似ています。
ただ、こちらの方が80年代の歌謡曲のイメージが強くありました。
9.ルーフトップ (3:53)
いかにもB’zといった楽曲です。
ペンタトニックを多様したメロディーは”和”のテイストを感じられます。どことなく懐かしい感じの楽曲となってます。
最近にはあまりなかったタイプの楽曲で、B’zがB’zをイメージして作ったような曲。
個人的には、このアルバムの中でも好きな楽曲の1つです。
10.弱い男 (4:07)
これも懐かしいディスコサウンドを彷彿とした楽曲です。
このアルバムは「ディスコテイスト」の曲が多いような感じがします。
B’z の以前のアルバム「C’mon」の”ボス”や”TooYoung”によく似たテイストの楽曲です。
ただメロディーは非常にポップで聞きやすくなっています。
あと「In The Life」 の”tonight”以来のソロパートがサックスというのが個人的には懐かしくてGoodでした。
11.愛しき幽霊 (4:47)
結構前からあった楽曲とのことで、本作でようやく日の目を見た楽曲です。
ちなみに、2013年元旦に取ったカセットテープから出てきたとのこと。
これも最近の B’z のバラードによくあるタイプの楽曲のように思いましたが、メロディーが個人的には「In The Life」を思い出して凄く切なくなりました。
この曲個人的に好きですね。
最近よくあるバラードの様な感じもありますが、メロディがすごい好き。
アルバムの中でも好きな楽曲の1つです。
12.King Of The Street (3:39)
真三國無双8のゲームの主題歌となっています。
非常にノリのいいテンポのいいロックナンバー。
「C’mon」の流れを感じます。
オープニング~Bメロとサビで違った印象の曲です。
ライブで盛り上がる楽曲では無いでしょうか。
13.Purple Pink Orange (4:56)
アルバムのラストを飾る曲。
今までの B’z から想像できないようなイントロからはじまる楽曲です。
他のレビューなどを見ていると、この楽曲が好きな人が多いようです。
全体的に不思議なエキゾチックな印象の楽曲。
個人的にはアルバム「LOOSE」のエンディング「drive to MY WORLD 」を思い出しました。
個人的にエンディングにこの曲を持ってきたのは好感をもてますね。
アルバム「DINOSAUR」総評
- 非常にバラエティ豊かなアルバム。
- ジャズ・ファンク・ロックをバランスよく配置したアルバム。
- ギターと他の楽器の音のバランスが90年代のアルバムの様で良い。
- 全体的に音質が悪いように感じる。(音がこもっている)
- サビのメロディーが弱いか。。
全体的に90年代のB’zと「C’mon」「EPIC DAY」のいい部分を凝縮したアルバムだと思いました。
B’zの90年代にあった”ポップ”と”ハードロック”を良い感じに持ち合わせた、非常にバラエティ豊かなアルバムとなっています。
バラエティーの多さという事でいうと、「MONSTER」とよく似ているように思います。
(客演も多いしね。)
そして、2000年代に入ってからのアルバムの中で一番曲とギターのバランスが一番いい状態であると思いました。
(好き嫌いかもしれませんが、2000年以降のアルバムはギターが前に出すぎていたと思うので。)
ただ、悪い点という事でいうと2点。
・音質が悪い(ミックスの問題?)音がこもった感じがします。
・サビのメロディーが弱い。これは「C’mon」「EPIC DAY」から感じていることですが。。
ただ、アルバム全体として考えるとなかなかいい出来になっています。
最近、B’zから離れている人にも非常に聞きやすいアルバムとなっていると思います。