なぜ今、働き方改革が推し進められるのか?
最近になって急に「働き方」という言葉を耳にするようになりました。
今までの働き方の何が悪いの?なぜ急に言われだしたの?と思ってしまいます。
官民あわせてこの「働き方改革」を推し進める理由ってなんなんでしょう。
その理由をまとめてみなした。
日本政府がなぜ「働き方改革」に着手したのか?
日本政府が働き方改革を進めている理由としては、日本人の少子高齢化もあり労働力が減少している事が関係しています。
労働力解消の対策としえて、
- 働き手を増やす(労働市場に参加していない女性や高齢者)
- 出生率を上げて将来の働き手を増やす
- 労働生産性を上げる
以上の対策が挙げられます。
その上、労働生産性は主要7カ国の中で最下位となっており、より効率の良い働き方が必要となってます。
2016年9月27日に、「働き方改革」の具体策をまとめる「実現会議」(議長・安倍晋三首相)の初会合が首相官邸で開かれました。その中で安倍首相が表明した9項目の方針が。
- 同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善。
- 賃金引き上げと労働生産性の向上。
- 時間外労働の上限規制の在り方など長時間労働の是正。
- 雇用吸収力の高い産業への転職・再就職支援、人材育成、格差を固定化させない教育の問題。
- テレワーク、副業・兼業といった柔軟な働き方。
- 働き方に中立的な社会保障制度・税制など女性・若者が活躍しやすい環境整備。
- 高齢者の就業促進。
- 病気の治療、そして子育て・介護と仕事の両立。
- 外国人材の受入れの問題。
となっており、一億総活躍社会となるようこの「働き方改革」が推し進められています。
現在の働き方の問題点
現在の働き方の問題点としては、
- 長時間労働
- 非正規と正社員の格差
- 労働人口不足
が挙げられます。
これらを改善するため、政府としては上限残業時間を増やすなどして介入していく
また、企業としては。
- 在宅勤務制度年次
- 有給休暇取得の促進
- 仕事と育児の両立支
を。進める企業も出てきました。
で、結局どうなのか?
結局なところ、少子高齢化による働き手が減少した事、終身雇用時代の悪しき風習(サービス残業等)で生産性が落ちたことにより、今後日本としては働き手の確保が急務となった事がこの「働き方改革」に繋がったようです。
経済的にも、中国に追い抜かれ、東南アジアが背後まで迫ってきている状況。
ただ、問題はこの「働き方」だけの問題では無いと思います。
同じアジア圏でも中国や韓国が世界的に活躍している起業家は見るようになりましたが、日本ではソフトバンクの孫正義くらいしか思い浮かびません。
元々、中国韓国は国内市場が小さいため海外に出ないといけなかった事に対して、日本は国内市は場が大きかった為、リスクを負って海外にでなくても良かった為かとは思います。
このガラパゴス化が生産効率の低下を招いた様にも思います。(今までは国内だけを見ていれば良かったので。。)
これからの日本を考えると、全ての労働者が海外にも目を向けると言うことの重要性の方が、よっぽど改革となるようにも思います。
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