AbletonLive10 2月6日発売決定
世界中で愛されているDAW「AbletonLive」の新バージョンが2月6日発売が決定した。
そのなも「AbletonLive10」!
で、気になるのがその中身。どう変わるのか?アップデートした方がいいのか?
について調べてみました。
発売日や価格は
2018年の2月6日に登場となります。
なお、発売日前にLive9のIntroからStandardや、StandardからSuiteにアップグレードすれば、そのまま無料でLive10にアップグレードする事ができます。
なので今後LiveのStandardからSuiteなどにアップグレードする予定のある方は、2月6日までに購入する方がかなりお得となります。
なお、購入はAbletonLveのサイトから直接購入をオススメします。
価格一覧(2018年2月6日までの特別価格)
Live10新規購入 | Live9購入してアップグレード | 既にLive9のIntro持っている方 | 既にLive9のIntro持っている方 | アカデミック版Live10 | |
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Intro | ¥11,800 | ¥8,640 | |||
Standard | ¥53,800 | ¥39,840 | ¥27,800 | ¥29,880 | |
Suit | ¥90,800 | ¥67,040 | ¥58,800 | ¥30,240 | ¥50,280 |
参考HP | 参考URL | 参考URL | 参考URL | 参考URL | 参考URL |
Max for Live 単品購入 ¥21,800 ¥17,440
クロスグレード ¥10,800 ¥8,640
新機能について
4つの新デバイスの追加
- Wavetable
ソフトシンセサイザーです。
ビジュアル的に音作りができ、初心者でも比較的簡単に音作りができます。
・モーフィング可能な多数のウェーブテーブルを備えたオシレーターを2基搭載。
・分かりやすい画面で全パラメーターを操作可能。
・Cytomic社によるアナログモデル・フィルターを2基搭載。
・編集中のパラメーターにすばやくモジュレーションをかけるモジュレーション・マトリックス機能搭載。
・ウィズ、シマー、ノイズ、ランダムネスなど、独自の変化を加えるユニゾンモード。
- Echo
あたらしいディレイのデバイとなります。
ビンテージ機材の独特な音色など、色々なディレイサウンドを実現することができます。
- Drum Buss
ドラムサウンドの編集をひとつの場所で完結できるのがDeumBussです。
低音の鳴り方等詳細な設定が可能となっています。
- Pedal
Psdalはオーバードライブ、ディストーション、ファズといったギターエフェクトを回路レベルまでモデリングしたデバイスとなります。
ワークフローの向上
- Capture
レコーディングしていない時でも、思いついた時にアイデアをメモのようにLiveに取り込むことができます。
個人的には今回のアップグレードでもこの機能は大きいかと思います。
- 複数のMIDIクリップの編集
1つのMIDI打ち込み画面で別の打ち込みの状態が分かるようになります。
例えばベーストラックを打ち込んでいる時、薄く別のトラックの打ち込み内容が表示されるようになっています。
これも、いちいち確認する必要がなくなるので面倒な作業がなくなります。
- アレンジメントビューの編集
結構編集大変だったアレンジメントビューが改善されました。
・クリップのストレッチや、クリップに含まれる要素のスライドが簡単に行える
・アレンジメントビュー内で動作する新たなクリップ・インタラクション機能を使って、オーディオ・フェードを行うこともできます。
・オートメーションでは、グリッドスナップ、豊富になったブレークポイントなどを使って、さらに多くの要素をコントロールできるようになりました。
・キーボードのショートカット機能を使って、全トラックのオートメーション表示の切り替え、ソングの選択範囲のズームイン/ズームアウト、クリップのナッジ、オーディオの編集(逆再生など)のほか、さまざまな操作が可能です。
大幅に向上したワークフロー
・ブラウザーコレクションで機能別に色分けしてワークフローの向上が図れます。
・ノートイベントの途中から再生してもノートオンがトリガーされるようになりました。
・Liveのインプットとアウトプットに分かりやすい名前を付けられるようになりました。
・ミックス機能が強化されました。ゲインレンジが向上したことで、Utilityを活用したボリュームのオートメーションを行えるようになり、ミキサーを操作する必要がなくなりました。
・グループ内に別のグループを作成して、柔軟性の高いミックスが可能になりました。グループ内の各要素、下部グループ、バス全体など、さまざまな範囲を指定して編集を行えます。
・表示の見やすさも向上しました。
新しいサウンドライブラリの追加
新たなサウンドライブラリが追加されました。
Build and Drop
ベース、激しいドラム、多様な上昇音、サイレン、サウンドエフェクトなど、高揚感のあるリードサウンドを厳選したコレクション。イベントの盛り上がりと解放感を期待せずにはいられない雰囲気を演出。
Glitch and Wash
有機的なテクスチャーと正確なリズムのコントラストを追求。厳密にスライスしたサウンド、荒々しい電子ノイズ、微細音に対して、温かみのあるアンビエントパッド、テクスチャー、サウンドスケープを組み合わせたコレクション。
Drive and Glow
めくるめく変化するシンセのテクスチャー、オーバードライブの効いたギター/ベース、強烈なドラムをミックスしやすく編集して収録。アナログ的インディ感覚の漂うトラック制作に最適なPack。
Punch and Tilt
マシンリズム、重厚なベース、陶酔を誘うダークなメロディ/テクスチャ/ノイズなど、ダンスフロア向きのサウンドを収めたコレクション。もともとアンダーグラウンドで活動する少数のプロデューサーたちから始まり、世界的に広まった荒々しいサウンド。
Skitter and Step
うなるベース、立ち昇るパッド、強烈なメロディ、荒くざらついたパーカッションを収めたサウンド・コレクション。大空洞を思わせるサウンド、ダビーなベース、タイトなドラムなど、そのままでの使用はもちろん、細かく作り込んだ音作りも可能。
Chop and Swing
サンプリングをアートフォームへと押し上げ、新たなグルーヴとして提示した往年のサウンドコレクション。カットアップとコンバインによるトラック制作に最適な厳選サンプリング音と本格的なプリセットを収録。
Essential Instruments
アーティストやサウンドデザイナーと共同で制作したLive 10 Suiteには、緻密にデザインされた4つのインストゥルメントPackが新たに付属しています。
Max for Liveと完全統合:音楽制作の可能性は無限大に
Maxのテクノロジーと完全に統合したLive 10。Max for Liveを使った制作やデバイスのカスタマイズをするために、追加でダウンロードや設定を行う必要はありません。使いたいデバイスをすぐに起動することができます。ミュージシャンやデバイス開発者にさらなる可能性をもたらす新しいデバイスと機能も加わりました。
まとめ、結局Live10は買いか?
個人的な意見です。
- Live9のIntroをお持ちの方は、2月6日までにStandardにアップグレードして、その後Live10にした方が良いと思います。
- Live9のStandardをお持ちの方で、Native InstrumentのKonpleteシリーズなど他社の音源をお持ちの方は特に急いでアップグレードする必要はないかもしれません。
というのも、Liveに入っている音源よりNative Instrument社等の音源の方が音質が良いと思うからです。それと、Live10の追加新機能を見ても特別必要と思う方以外はそれほど大きな変更点は無いようにも思います。また、Max for Liveが欲しい人は単品購入もできるのでそちらのほうが良いと思います。
ただ、他社の音源を持っていなくてLiveの中で完結したい人はSuiteへのアップグレード後にLive10へのアップグレードをおすすめします。 - Liveを持っていない方で初心者の方は、Liteと言う無料版がありますのでまずはそちらをお勧めします。と言うのも、同じDAWでもキューベースなどとは全く発想が異なる為、急いで購入して使えないという事にもなりかねないからです。Liveは他のDAWと違い良くも悪くも結構癖のあるDAWです。急がないで他社のDAWと比較し自分にあった方を決めてください。
- Liveを持っていない方で他のDAWからの乗り換えの人。Liteからアップグレードしたい人は、2月6日までにStandardにアップグレードして、その後Live10にした方が良いと思います。
変な言い方かもしれませんが、個人的にはStandardで十分でないかと思います。
Native InstrumentのKonpleteを入れたほうが音が良いですし、サンプリングも自分にあったCDを購入したほうが良いです。(自分が好きでないソフトシンセやサンプリングは結局使わないです。)
Max for Liveに興味のある方は、単品での購入で良いと思いますし。
自分はStandardですが、今回のアップグレードは見送りにしようと思います。
ただ、個人的意見なのでお金に余裕のある人や「欲しい!」「これでバリバリやるんだ!」って人はどうぞ。
良いソフトなことには間違いないので。
ネガティブな言い方となりましたが、Ableton Liveは、すばらしいDAWだと思います。
初めて知ったときは、インターネットやSNSの登場の時並に衝撃を受けましたので。
ただ、安くないですので。。(だんだん価格高騰しるよね!)
キャンペーンや新作の盛り上がりに流されないで、冷静に判断した方が良いのかなとは思います。
必要な時に必要なソフトを買い足していく。
これが現実的なのかな選択かと思います。
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