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『ブレードランナー2049』が公開されたので見てきました。

先日もアップしましたが、ブレードランナーは1982年に公開されたSF映画で、サイバーパンクの先駆けとなりました。主演はハリソン・フォード、監督はリドリー・スコットで後にデェテクターズカットが3つ出るほどのカルト映画となりました。

今回、そんなSF金字塔の続編となります。

 

映画をみた率直な感想。

物凄い映画

これに付きます。

 

特に良かったポイントを挙げると。。

 

監督がドゥニ・ヴィルヌーヴで良かった!

監督が前作のリドリー・スコットから「メッセージ」のドゥニ・ヴィルヌーヴに変わっていますが、これが良い効果が出ていました。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は“欧州的な映画を作る”と言われますが、ハリウッド的なスピード感やテンポとは違い、全体的にゆったりとしたペースで時間が流れます。

これは前作にも共通していて、ブレードランナーらしく観客を徐々に映画に飲み込んで行ってくれます。

アメリカでは興業的にはイマイチだったのですが、今風なアメコミ映画とは一線を画しています。

 

風景は良い意味で前作と違っていた!

前作のブレードランナーと言えば、酸性雨が振りそそく街並みで、ハリソン・フォード扮するブレードランナーとレプリカントの闘いが印象的でした。街並みは荒廃的で酸性雨が常に降り注いでいて、部屋の中は薄暗いイメージでした。

今回の2049にもそのような場面もありますが、どちらかといえば「霧」と「雪」を全体的に覆っています。

セット自体も前作よりも幻想的なセットが印象的です。

この変化は凄く挑戦だったのではないのでしょうか。なにせ、酸性雨が振りそそく街並みが印象的な映画だったので、旧来のファンからバッシングを受けかねなかったからです。でも、この変化が前作の焼き増しにならず、結果的には凄く良い変化となっていました。

 

音楽が前作を意識した音作りとなっていた

ブレードランナーはヴァンゲリスが作曲したシンセサーザー音が印象的でした。

今回は、ハンス・ジマーに変わっています。ハンス・ジマーはハリウッドで売れっ子の音楽家。でも、今回はあえてヴァンゲリスを意識したような音作りをしてくれています。

そして美しくも狂気に満ちた音楽を鳴らしてくれています。

これは、是非とも映画館で大音量で見ていただきたいポイントです。

 

キャストが魅力的!

今回、ハリソン・フォードも出ていますが、それ以上に主演のライアン・ゴズリングとヒロインのアナ・デ・アルマスが飛び抜けて良いです。

ライアン・ゴズリングは「ラ・ラ・ランド」で一躍有名となった俳優ですが、今回の演技はそれ以上のハマり役となったのではないでしょうか。

 

そして、アナ・デ・アルマス。

この女優はキューバ出身で、スペインに移住後ハリウッドに進出した異例の経歴の持ち主。

見た目も日本人受けしそうで、これを機にスターに登っていくのではないでしょうか。

 

旧来のファンは納得  新しいファンも獲得

これが、一番すごい点かもしれません。

  • 旧来のファンを納得させた。
  • 前作が苦手だった人も納得できる。
  • ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のファンも納得できる。

前作が偉大であったために前作のファンを納得させるのは容易では無かったと思いますが、完璧にクリアしてくれました。それ以上に、変化をつけてくれ、前作が苦手だったファンも納得できる映画になっていると思います。

ほんとに希なケースです。

 

 

正直いいポイントを挙げると尽きません。

それほどの映画でした。

ジャンルはあれど、ここ数年で最高の映画です。

 

この映画は体験です。

3時間近未来に入り込んだ体験ができる映画です。

 

この映画は是非!映画館で見てください。

これにつきます。

「見ないと損しますよ!」

 

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