東京事変というバンドを今更ながら聴きまくってます!
2003年から2012年の9年間ですが確かに当時の音楽シーンでは尖った存在だったと思います。
目次
<追記>2020年 東京事変 復活!
このブログをかいた1年後の2020年の元旦に東京事変の新曲がリリースされツアーも発表されました!
新曲は「選ばざる国民」
詳細は特設サイト「祝!「東京事変」再結成!」をどうぞ!!
あと、YouTubeで東京事変の全アルバムレビューもやってるので合わせてご覧ください!
東京事変について(今更ながら)
東京事変はボーカルの椎名林檎を中心として結成された日本のバンドです。
当初は椎名林檎の為のバンドでした。
椎名林檎の音楽のモチベーションが落ちて引退を考えていた所、一度バンド形式でやってみてはどうかとの周りの勧めで始まりました。
要は椎名林檎を引退させないためのバンドだったのですね。
しかし、バックバンドの存在が大きくなり結果として椎名林檎の音楽性とは違ったバンドになりました。
いまだに東京事変=椎名林檎のイメージが強いようですが、実は作曲しているのは他のメンバーのほうが多いのです。
それででは椎名林檎以外のバンドメンバーにフォーカスをしてみたいと思います。
バンドメンバー
椎名林檎(ボーカル・ギター)
言わずと知れた日本を代表する女性ボーカリスト。
リオオリンピックでの東京オリンピックの案内の音楽監督を務めたことでも有名。
巻き舌でお歌う独特のスタイルが特徴的なボーカリストです。
彼女の最大の魅力は世界観とロック・ポップ・ジャズ・ブルースと多岐にわたる音楽センスでしょう。
ロック・歌謡曲・ジャズ・R&Bと幅広い楽曲センスを持ち、どの楽曲を聴いても椎名林檎の個性とセンスが光っています。
特に彼女をよく表している楽曲は「能動的三分間」と「女の子は誰でも」だと思います。
というのも東京事変後のソロにつながる流れを感じるからです。
亀田誠二(ベース)
結成時から解散までベースを務めました。
どちらかと言えば音楽プロデューサーとしての活躍のほうが有名かもしれません。
平井堅・スピッツといったメジャーミュージシャンを手掛けています。
ベースのテクニックのすばらしさは言わずと知れたところですが、作曲家としても秀でた存在です。
東京事変では「透明人間」「閃光少女」といった人気曲を作曲しました。
音楽性はポップさを取り込んだ万人に分かりやすい曲が多い気がします。
浮雲(ギター・ボーカル)
東京事変の2代目ギタリストが浮雲です。
エッジの効いたシングルコイル系のサウンドが特徴のギタリストです。
ロックに限らずどんなジャンルの楽曲も弾きこなす柔軟性が特徴です。
もともと東京事変以前から椎名林檎と親交が深かった事から、バンドを私物化しているように思われかねないこともあり椎名自身は2代目ギタリストにするには渋っていたそう。しかし他のメンバーが浮雲のプレーを聞いて彼にしかできないといってメンバーになった経緯があります。
彼もコンポーザーとしての能力は高く東京事変でも「OSCA」といったシングル曲を手掛けています。
ただ、彼の楽曲は非常に個性的でどのような解釈の曲か本人にしか分りにくいため作詞も併せて彼が担当することが多いのも特徴。
伊澤一葉(キーボード)
東京事変の2代目キーボード担当が伊澤一葉です。
初代キーボードのヒイズミマサユ機の紹介でもあった様ですがプレイヤーとしてもコンポーザーとしても優れており、中期以降の東京事変の曲の核となっていました。
その中でも特に有名なのは「キラーチューン」「勝ち戦」。
彼の曲の特徴はマニアックなサウンドでありながらキャッチーであること。
そして、ジャンルにとらわれない引き出しの多さでしょう。
どの曲も非常に聴きやすい構成になっています。
刄田綴色 (ドラムス)
東京事変の初期メンバーの刄田綴色は非常にクオリティーの高いドラマーです。
ロックなドラムはもちろん、ジャズ・R&B・ポップスまで幅広いジャンルのドラムを弾きこなす事ができます。
また、個性的なドラミングのため、聴くとすぐに刄田綴色のドラムだなと分かるところが凄い!
楽曲的にはあまり提供せずに東京事変のドラムとしての立ち位置を崩さなかったのですが、ラストミニアルバム「color bars」では唯一となる楽曲を提供しています。
どうですか?
非常に個性的なメンバーでしょう!
東京事変は椎名林檎だけでなくメンバー5人の個性の集まりだと改めて思います。
復活してほしいバンドのランキングで常に上位に出てくるのも、東京事変=椎名林檎ではないという証拠だと思います。
これを期に、東京事変のアルバムを聞き返してみるのもいいと思います。